当サークルでは、同人活動分析のより一層の発展に貢献することを目的として、評論分析冊子の自由な利用をしていただきたいと考えています。利用にあたっては図書館や個人通販などをご活用ください。学術的利用や、評論同人誌の制作、個人のwebやSNS上での同人に関する意見発信の際など有意義な場合については、著者への連絡なしに書籍の内容を引用することを認めております。

国立国会図書館への納本

同人サークル五花八門では国会図書館へ評論書籍の納本を行っております。是非ともご活用ください。
 → 国会図書館OPAC検索ページ

国会図書館の概要・利用方法などは以下を参照くさだい。
 → 国立国会図書館トップページ

国会図書館は評論・漫画・小説問わず蔵書資料として同人誌を受け入れています。また、同人誌即売会のカタログなども後年になるほど同人活動研究にあたっての資料的価値が高くなると考えれ、残部がある場合などは納本することを強くお勧めいたします。納本制度については以下のリンクを参照ください。
 → よくあるご質問:納本制度(概要)
 → 納本Q&A―企業・団体、個人(同人サークルも該当)
 → 納本パンフレット(「よくわかる納本制度」)

国会図書館の所蔵作品

[五花八門発行]
 ・同人誌即売会の規模決定メカニズム[基礎編]
 ・東方イベント10年史[初版]
 ・同人経済学概論Ⅰ サークル活動の経済原則
 ・同人経済学概論Ⅱ 取引秩序と価格理論
 ・同人経済学概論Ⅲ 同人経済活動のマクロ構造
 ・東方イベント業界地図2014
 ・東方系同人誌即売会業界イベント四季報(2011,2012, 2013年)
[寄稿作品など]
 ・コミックマーケット準備会 編 『コミックマーケット90カタログ』 コミックマーケット準備会,2016年
 ・後藤和智 編著 『東方六絢彩 : 東方project×東北地方合同誌』 後藤和智OffLine,2016年

納本のススメ 「五花八門の同人誌を納本してみた」

1.納本する同人誌を用意します。今回はちょっとためてしまっていたので5種類あります。
(同じ本を2部寄贈すると国会図書館の東京本館と関西館のそれぞれで保管されます。)
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2.そしてwebサイトにある住所を書いた封筒を用意します。
(私は赤字で「寄贈本在中」と書くようにしています。)
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3.本を入れます。もし面倒ならこのまま送っても大丈夫です。簡単。
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4.ちゃんと登録してほしい情報がある場合は目録を同封することをお勧めします。

ペンネームを使っている場合などは、著者名は本名でなくペンネームであること、発行サークル名、書名、発行日、またサークルの連絡先などを書くと良いかと思います。今回は過去に発行した本の在庫の有無についてメールで問い合わせをいただいていましたので、残部のあった同人誌の現物とその旨を書類に書いています。
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5.郵送したあとは登録が反映されるのを楽しみに待つだけです(^^)/ 

連絡先等がはっきりしている場合は納本完了のお手紙がきます。
また、私の場合、『東方イベント四季報』のvol.6-7だけを先に納本していましたので「他の巻で在庫があればぜひ納本してください」という問い合わせが来たりもしました(最初は何事かと思いましたが…)。このブログを見て続巻が出ていることも把握されていたりして、国会図書館の職員の方の優秀さには頭が下がります。


6.同人誌を残す意味

私のほかにも同人誌を納本されている方は少なくないようですし、コミックマーケットのカタログや東方Projectのゲーム作品などもちゃんと国会図書館には置かれています。米澤嘉博記念図書館など、コミックマーケットの見本誌を保管している精力的な図書館もありますが、なかなか蔵書整理が追い付かないのか公開期間は限定されていたりします。郵送費だけで半永久的に自分の本を保管してくれるというのは、同人サークルにとって、ある意味で最高の行政サービスだと思います。

NDLOPACコミックマーケット  NDLOPAC上海アリス

(NDL-OPACで検索してみると・・・。検索ワードは、左が「コミックマーケット」、右は「上海アリス幻樂団」)

国会図書館の納本基準は広く頒布を目的とした書籍・メディアなのですが、身内の回覧から始まった経緯がある同人誌がこの基準に合致するかは製作者の判断による若干微妙な面もあると思います。ですが、同人活動全般に関する記録は、公的主体で残しているところはまずありません。現状は個人のコレクションに頼らざるを得ない状態ですが、各サークルの同人誌や同人誌即売会のカタログなどが散逸することは非常にもったいないように思えます。

何かしらの記録さえ残っていれば、数十年後、数百年後に「21世紀の日本の同人文化」なんて研究をする人が出てくるかもしれません。江戸時代の浮世絵だって、出た当時はそれこそ「流行」の一部だったものが、いまや文化史・美術史で語られているわけでして、もしかしたら同人誌も似たようなものかもしれません。

ご興味がわいた方はこの機会に納本をご検討されてはいかがでしょうか?